わたしはみんなの、ありのままの心に向き合いたいの。
飾らない本心のあなたに。
子供のころは、いつだって大人の顔色を読んだり気を使ったりしなかった。
思ったこと、言いたいことは、すべて言葉に出来た。
でもいつのまでも、それじゃダメなんだ。空気を読んで本音を隠して、みんなに笑顔になってもらわなくちゃダメなんだ。
でもわたしは、どうしてもみんなの本当の気持ちが、知りたいの。役に立ちたいの。
「ちょっとはわかると思ったんだよね。ここに来れば」 「わかるって?」 「みんなってなんなのか」 「……」
「それがわかれば、のどかたちのことも、もっとわかると思ったんだ」
・・
のどかや他のメンバーの気持ちを、もっとちゃんとわかりたかった。
広川卯月、づっきーは、今の自分の性格のままでは、みんなと話が合わずに対立するだけだと思い、悩んだ末に空気が読める人になります。
みんなと仲良くなりたい、幸せになって欲しい。その思いで、思春期症候群を発症するまでに思い詰めました。
そして広川卯月の思春期症候群は、なぜ地味だったのか?
彼女は、自分が空気が読める人になることでみんなと仲良くなれました。
時間をループしたり、人格が入れ替わったりなど、現実を歪めるのではなく、自分の性格を歪めてまでして現実と向きあいました。
彼女は現実を歪めることが無かったので、派手では無い地味な思春期症候群となりました。
しかしそれは、づっきーが、づっきーでなくなるということ。
そうまでして彼女は、みんなの気持ちを知りたかった、幸せになって欲しかった。
空気を読むと言うことは、言い換えれば相手や自分の本当の気持ちを無視して、うわべだけを合わせて行動するということ。
彼女は常に相手のうわべの気持ちではなく、本心に問いかけます。
たとえば作太の妹の花楓ちゃんに、不登校を克服するきっかけを与えてくれたのも、卯月がまっすぐに彼女の心に向き合ってくれたからだと思います。
どんな現実にあっても、明るく前向きに笑顔で、それはまわりの人も巻き込んで幸せにする。
「空気を読む人になる」という魔法が解けた彼女は、光あふれる輝く太陽のように見えました。
陽気さは幸せそのものである。
アルトゥル・ショーペンハウアー

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