拓真 あなただけは、わたしが救ってみせる何があろうとも
思えばわたしはなんて罪深いことをしたのだろうか? 何の罪も無い村人たちを怨みの業火に巻き込んでしまった。
今も脳裏から消えることが無い、みんなの泣き叫ぶ声。
今わたしの目の前にいる拓真も、いわれの無い怨みを受けて、終わりのない永遠の苦しみの地獄に流されようとしている。あの時の村人のように
わたしは、改めて自分の罪の深さを思い知った。もうとりかえしのつかないことだけれども・・
気がつけばわたしは、地獄行きの船を現世に戻してしまった。
でも後悔はしない
何があろうとも・・
閻魔あい更なる魂の修行
閻魔あいは、現世の自分の身を犠牲にしてまで、拓真を地獄行きの運命から救いだします。
何の罪も無い人々が、永遠の苦しみの業火の地獄に流されていく。
自分の怨みを晴らすためとはいえ、罪の無い村人たちを巻き込んでしまった彼女にとっては、この上も無い拷問だったでしょう。
彼女が現世で犯した大きな罪業。
それをエンドレスのビデオのように400年もの間、延々と見せつけられる。
おそらく普通の人なら、とても耐えられないでしょう。
その中から芽生えた彼女の激しい悔恨の思い。
地獄からの声は、彼女にこの上もない厳しい罰を与えました。
しかし閻魔あいが命がけで拓真を救い、ひとりの人間として正しい道を歩むと決断した今、彼女の魂の成長を見守っているようにも見えます。
いや、それをむしろそう望んでいたのではないでしょうか?
「見守ってやれ! あいのことを」
魂の成長。
人生は心に描いたとおりになる、強く思ったことが現象となって現れてくる。
災難にあったら、落ち込むのではなくて喜ばなくてはいかんのです。災難によって、いままで魂についていた業が消えていくのです。
※京セラ創業者 稲盛和夫著「生き方」より引用
・怨みの思いに囚われていた閻魔あい
何の罪もない柴田親子を地獄に落として、新たな罪業を背負おうとした。
・慈悲の心を持った閻魔あい
自分の身を犠牲にしてまで、何の関わりも無い拓真を命がけで助けた。
心の持ち方しだいで人は、ここまで変われるものだと教えてくれます。
過去の罪業を消すためとはいえ、あまりにもつらい宿命。
この世での肉体を失った閻魔あいは、再び現世に戻され地獄少女の宿命を背負い続けます。
なおも続く魂の宿命
「まだ足りないのかい!」「あの子ひとりぐらいいいじゃないか!」「お嬢は耐えてきたんだ400年もの間」
※アニメ地獄少女二籠より引用
三藁の人たちは、閻魔あいをこの上なく支え続けます。
もしも彼女が怨みの炎に包まれたままなら、おそらくいつかは離れていったでしょう。 閻魔あいが怨みの心を捨てて人間として魂の修行をしている。だからこそ三藁たちは彼女を支え続けてきたのだと思います。
閻魔あい 彼女の生き様は現在に生きる私たちに大きな教訓を与えてくれます。
次回予告
御景ゆずき 閻魔あいは自分と瓜二つの運命を持つ少女に出会います。誰からも救われることなく、無念の思いでこの世を去った少女。閻魔あいは地獄少女の運命を背負い続けるまでして彼女を救います。
ゆずきを、昔の自分の姿に重ねあわせた、あいの思いとは?

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