この怨み!地獄へ流すがいい!
仙太郎の子孫!? あの男は自分だけ助かって、私を捨てて他の女との間に自分の子供までもうけて、のうのうと幸せに暮らしていたというの!?
わたしや父や母を裏切り生き埋めにし、地獄の苦しみを味あわせたというのに!
許せない! 許せない! 許せない!
あの男に関わるものすべてを、地獄に落としてやる!
つぐみ あなたはなぜ 赤い糸を解かないの?
つぐみ なぜあなたは、なぜお父さんを許せるの?
あなたの大事なお母さんを奪っていったのに、どうしてこんなにも裏切られてもお父さんを愛せるの?
つぐみはお父さんを許すことで、罪の意識からお父さんを救った。それにくらべてわたしは・・
いったい何をしているんだろう。
わたしのお父さんお母さんは、今の私を見たらどんなに悲しむだろうか?
もう 決めた! わたしは怨みのすべてを捨て去ろう!
「行くよ。」
あなたたちは、なんでそんなに、うれしそうなの? まあ こんなわたしについてきたければ、好きにすればいいわ。
「はいお嬢。」
孫の成長を喜ぶような満面の笑顔の輪入道と一目連、骨女。
※アニメ地獄少女最終話より

あいちゃんが柴田さんを、許してくれてうれしかったわ。

三藁の人たちも、うれしそうだったわね。
地獄少女の本当のテーマとは?
これを知らないとアニメを観た価値が
無いと言えるでしょう
みなさんは地獄少女というと依頼人が,怨みを晴らすための物語だと思っているのではないでしょうか?
地獄少女には第一作、二籠,三鼎のシリーズを通して流れる一貫したテーマがあります。それは閻魔あいの「魂の成長の物語」。
怨みの炎で村と村人を焼き尽くした彼女、その炎は400年も消えることなく燃え続けました。
つぐみのお父さんに対する、ひたむきな愛に打たれた閻魔あい
400年にもわたって燃え盛る怨みの炎を、消すことができた閻魔あい。
地獄少女になったあいは、ただただひたむきに生きてきました。
怨みの象徴である仙太郎の子孫の柴田さんを許し、悲惨な運命の拓真を文字通り身を捨ててまで救い、ゆずきを地獄少女を解放されるのを放棄してまで、命がけで助けてきました。
怨みの炎に焼かれて村人や村を焼き付くした彼女に比べれば、素晴らしい魂の成長だと思います。
そのひたむきで純粋な生きざまが、
アニメの人気の理由の一つだと思います。
『この世へ何をしにきたのか』と問われたら、私は、『生まれたときより、少しでもましな人間になる、すなわち、わずかなりとも美しく崇高な魂を持って死んでいくためだ』と答えます。
※京セラ創業者の稲盛和夫氏のことば
あらゆる物や人に感謝をしつつ、大切にする。それこそが自分や周りの人を幸せにする最短で労力が少ない方法だと思います。
次回予告
人を怨むことの愚かさを知った閻魔あい。
しかし二籠では地獄少女の彼女にとって、別の意味の地獄が始まります。
to be continued
それではまた!
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