魔法は人殺しの道具だ!
これはヴィアベルが1級魔法使い試験の際にゼーリエに言ったセリフですね。彼はきっぱりと人を殺すために、魔法を学んでいると、最終試験で断言します。
こんなセリフを聞くと、とんでもなく冷酷非情な人物を想像しますね。しかしとんでもないギャップがあります。
一時は1級魔法試験に落ちた、と思われた状況で、彼はエーレやシャルフを見捨てずに救います。彼女らを救うメリットは何も無いにも関わらず・・
魔法を人殺しの道具として使う、冷たい人。
見返りを求めないで人を救う、やさしい人。
いったいどちらが彼の本当に姿なのでしょうか? どちらの姿にエーレやシャルフは魅かれてしまったのでしょう?
エーレはヴィアベルにぞっこんね。
早くつきあっちゃえばいいのに
今回は彼女らが感じたヴィアベルの魅力について分析してみましょう!
不良っぽい男性はモテる?
必要な殺しは必ずしてきたぜ!
みなさんは、学生時代など不良っぽいくて、男っぽいが、モテてているのを感じたことがあると思います。
これは女性が子孫を残す本能に関係しています。
原始時代などは,ケンカの強い攻撃的な男性が生き残る可能性が高かったわけです。子孫を残すことが生物の本能ですから、現在もそういう傾向があるわけです。
そうした男性の子孫を残したいと思うのは本能の部分です。生存本能というのは時代が変わってもそう簡単には変わりません。
やさしい男性もモテる?
なんで俺がこんなことを・・
数々の戦いで、殺人を行ってきたヴィアベルは、なぜかエーレ、シャルフに頼られ信頼されます。特にエーレはヴィアベルに村を救われて、命の恩人といえます。また1級魔法使い試験でも助けてもらいました。
女性は男性は浮気をされると自分や子供を見捨てられる可能性が高くなります。これは自分や子供の生命に関わる大事件です。ですから浮気をしないやさしい男性も、モテるわけですね。
ですから一般的にいうなら
遊ぶなら、不良っぽい人。
結婚するなら、やさしい人。
ヴィアベルは両方の要素を持つからモテて、当たり前とも言えます。
頼りがいがあって本質的にやさしい人だからこそエーレとシャルフに、心から信頼されているわけですね。
コントラスト効果とは?
いつもは冷たい人が急に優しくなる。あなたはそういった場合、急にドキドキしてしまったことはありませんか? これはコントラスト効果というものです。
たとえば同じ温度の水でも熱いお湯に手を入れてから、水に手を入れると冷たく感じます。逆に氷水に手を入れてから、水に手を入れるとあったかく感じます。
いつもやさしい人がやさしくするのと、いつも冷たい人がやさしくするのとは、感じ方が全く違ってくるわけですね。
ヴィアベルも知ってか知らずか効果的に使っているわけですね。
まとめ
人間も生物である限り、本能からは解放されることはないです。セールスにおいても食欲や愛するものを守りたい、などの本能に訴えた商品の売り方があります。
セールスやコピーライティングの勉強は、人間の考え方に幅を持たせてくれると思います。ぜひこの記事をきっかけに興味を持ってくれると嬉しいですね。
それではまた!
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