損をしてる自覚がないのに
損をさせられてる?
スラッジとは無意識のうちに、人に損をさせる心理テクニックです。インターネットの時代になって、いろいろなパターンがでてきました。あなたも気づかない内に大損してるかもしれませんよ。
しっかり対応策を身につけていきましょう!
それではまず、年金を例に解説していきましょう。
年金が実質の強制徴収になってから15年になりますね。かっては支払うかは自由意志でも決められました。政府が法律を変えてしまったわけですね。
しかも法律で年金を引き下げることもできるわけです。現にこの物価高の時代に引き下げられてますしね。
若い人は支払った金額よりも、少ない金額しか、もらえないらしいね。
かわいい孫が大人になった時は、どうなってるの?
ステルスのワナ、スラッジとは?
ところでみなさんはiDeCo(イデコ)という制度を知ってますか? 自分で積み立てる個人年金といったところです。
イデコは公的年金と比べてこんなにも有利です。
サラリーマン 年収500万円 毎月2万3000円を30年拠出する場合
税制メリット所得税28000円 住民税27600円
運用益1364553円(全額非課税) ※NTTデータエービック シュミレーションより
これだけ国民に有利な制度なのに認知度は約60%といったところです。
しかし加入率はビックリの約5.6%!
これはいったいどういうことでしょうか?これだけ有利な制度なのに・・・
実はこれにはスラッジという心理テクニックが大きな役割をしています。
それではイデコと年金を例に比較して解説していきましょう。まず手続きの多さから。
年金
1、手続き不要、知らないうちに給料から天引き
イデコ
1、証券会社から必要書類を取り寄せる。書類に住所、年金番号、勤務先、引き落とし銀行名など、こまごまと必要事項を記入させる。
2、さらにサラリーマンの方は勤務先に必要事項の記入を依頼しなければなりません。
3、証券会社に書類を発送。記入ミスがあればやりなおし。
4、なぜか約2〜3ヶ月も待たされます。(お役所仕事だから?)
5、引き落とし銀行に入金。
これはビックリ! おなじ年金なのに、どうしてここまで手間が違うのでしょうか?
じつはこれこそがスラッジという巧妙な手法なんです。
1.まず大手メディアはイデコをほとんど、取り上げません。
じっさい、あなたはテレビでイデコが紹介されたのを見たことがありますか?
2.例に上げたように、手続きを複雑で解りにくくする。
こういう手法でイデコの加入率を意図的に下げているわけですね。こんな感じで相手の行動を、自分の利益に誘導することをスラッジといいます。
じっさい、あなたの周りに、イデコに加入している人はどれだけいるでしょうか?もしかしたら存在すら知らないかもしれませんね。
スラッジ(sludge)は英語で劣化した油分や沈殿物とのことです。文字通り(汚いやり口)といった感じでしょうか。
スラッジのその他の例
またサラリーマンの給料の年末調整というものは、確定申告をする手間がなくて助かるなどと思っていませんか?
これは経費を計上させないための手段なんですね。自営業の人は確定申告で経費を計上できますが、サラリーマンは仕事でしか使わないスーツなどは、経費にできませんよね。自腹を切らされてるわけです。これもスラッジといえます。
他の例ではクレジットカードの支払いの初期設定がリボ払いにしてあり、変更するのが手間がかかる、というやり方などがありますね。
年金も知らないうちに天引きされてるのに、もらうのは申告しなければなりませんね。
社会保障の手続きなどにもスラッジは使われています。
スラッジに対抗するにはどうすればいいか?
スラッジについて興味のある方は、他にはどんなものがあるのか調べてみると、むしろ面白いかもしれませんよ。
それではまた!
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