1000万本中の1本が大当たりのクジ!
そのクジを300円であなたは買いますか?
※これは満員の東京ドーム200 個分の客のたった1人があたる計算になります。
このクジは、ほとんどの人が買うことはしないでしょう!!
これは確率的には宝くじを買うということと、ほぼ同じことです。
しかし宝くじは10人のうちの7人が、買ったことがあるとのことです。
そう考えるとあまり買う気が、しなくなるね。
しかしジャンボ宝くじシーズンの売り場には長蛇の列ができて、大賑わいです。
考えてみれば不思議なことですね。確率がおなじなのに、これはいったいどういうことでしょうか?
1000万分の1は客観的な確率といいます。
対してほとんどの人が宝くじを買う場合は、主観的な確率で買ってしまってるわけです。
主観的な確率とは?
人は起こってほしい事象の確率を、高く見積もる性質があります。
1億円あれば高級車、タワーマンション、高級ジュエリーなど欲しい物がほぼ手に入りますね
誰でも宝くじは当たって欲しいわけです。
また他の公営ギャンブル、競馬、競輪などの投票券を買う場合はどうでしょうか?
自分が思ったよりも的中率が低い場合が、ほとんどではないでしょうか?
逆に大地震など起こってほしくないことの確率は、低く見積もられます。
たとえば
大地震なんてめったにないことだよ
考えたくないしね。
大地震は誰でも起こってほしくないですね。
・宝くじを、買ったことのある人は約75 %!!
・大地震に備えている人は約50%
考えれば変ですね。大地震にあえば命の危険があります。ですから大地震に備えている人の方が多くなければなりません。しかし実際は、ほぼ当たらない宝くじを買ってる人の方が多いわけです。
人間は損得勘定だけではない
宝くじのCMやクジには、客観的な確率(約1000万分の1)という数字はでてきませんね。
お客さんには、主観的な確率を頭に入れて買ってもらいたいからなのでしょうか?
一方、パチンコの台では大当たりの確率が、誰でも解るように表示されています。
競馬、競輪なども当たった場合の倍率(オッズ)が表示されます。
こうしてみると他のギャンブルの方が良心的なのかなとも思います。
ともあれ宝くじを含めたギャンブルは、すべて期待値マイナス。つまり買えば買うほど損をするわけです。必勝法がないかぎりは・・
しかし人間は損得勘定だけで生きるロボットではありませんから、たまに買う宝くじ、パチンコなど夢を買ったり気分転換にもなりますしね。
しかし現実的には、ほぼほぼ損をするわけですから、うまく、付き合っていきたいものですね。
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