なぜ関谷仁は破滅したのか?
ジャンケットバンクと言うマンガ これはギャンブルマンガというより、人間対人間の心理的な駆け引きのゲーム戦という感じですね。
制作者の方はとんでもなく心理学 観察力 行動原理などの勉強をされていると思います。特に若い人に読んで欲しいマンガだと思います。
さて今回は第1弾 ウラギリスズメ編 大きく勝つには大きいつづらを選択して勝つか、相手に大きいつづらを選ばせなければなりません。
なぜ 最後に関谷さんは大きいつづらを選んだんだろうね。
人は自分が正しいと思えば、どんな行動でもしてしまうんです。
真経晨はどのようにして、相手に人生をかけた大勝負をさせることができたのでしょうか?
そして関谷仁はなぜ無謀な勝負をしてしまったのでしょうか?
人を動かすには理由が必要
なぜ人はギャンブルに大金を賭けるのか?
ファクター(理由)があるから大金を賭ける。
たとえば競馬などのギャンブル、人はなぜお金を賭けるのでしょうか? 使った100円が約75円になるのでどう考えても割が合いません。安定した必勝法があれば別なのでしょうが・・
それはファクターという理由があるからです。血統、調教タイム、持ち時計など当てるための根拠、すなわち理由があるからこそ人は競馬にお金を賭けるわけです。
理由があるからこそ、その他の不確定要素(馬の体調、アクシデントなど)には目を瞑って賭けてしまうわけです。
もし仮にサラブレッドではなく、なんのファクター(理由)の無い野生の馬を集めて走らせるだけなら、すくなくとも大金を賭ける人はいないでしょう。
人は自分が理由があって、正当化できれば、行動してしまうものなのです。
関谷仁はなぜ破滅したのか?
関谷仁は、自分がビッグになるためには、大きいつづらを選ばなければならないという理由を見つけました。理由それは「自分は正しい!」と思い込むことです。
自分は正しいという思い込み、たとえば近年ではさる病に対してマスクをしなければならないということ。これが絶対的な正義だとみんなが信じていました。 確かに病気予防やなどには効果があるのでしょうが、廃棄マスクがとんでもない海洋汚染をもたらしているのをご存知でしょうか?
※LIFE INSIDER記事から
海の生き物や漁師さん、海洋保護団体からすれば廃棄マスクは悪魔の化身といっていいでしょう。
またプラスチックゴミが巡り巡って人体にも大きな悪影響を与えるわけです。自分の子供や孫に大きなツケをまわしてしまってるわけですね。
このように正義というものは、立場や考え方によって簡単に悪にもなりえます。
自分は正しいという思い込み それこそが関谷仁を破滅に導いたのだと思います。
「みじめな自分を超えるため」という理由があればかってない勇気で地獄につっこむ。
君の気持ちなんて勝利とは無関係なのにね。
※ジャンケットバンク1巻より引用
まとめ
コピーライティングにはリーズンホワイ(理由)コピーというものがあります。
見込み客が商品を買うべき理由を示して、買ってもらうというきわめて有効な手法です。
興味がある方はぜひ調べてみてくださいね。
それではまた!
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