その若さで君ほどの魔法使いを、私は見たことがない。
なのに君からは情熱も野心も感じられない。
不思議な子だ。
アニメ葬送のフリーレン23話より引用
フェルンはまじめで物静かで努力家。魔法を使えることを除けば、なんか普通の日本人の女の子みたいです。あ―こんな子近くにいるいる、という感じで、なんともいえない親近感がわいてきます。
フェルンはこのアニメで1番の苦労人だね。
幸せになってほしいわね。
フェルンは自殺しようとしているところをハイターに助けられました。戦災孤児とのこと。おそらく魔族に家族を殺されて絶望していたのでしょう。
生きる意味をなくして・・
その彼女は死にものぐるいで魔法の修練にのぞみます。一時は生きる希望すら無くした彼女が、1流魔法使いになるまでのそのすさまじい情熱と執念は、どこからきたのでしょうか?
恩返しのパワー
救ってよかったと、もう大丈夫だと、そう思ってほしいのです。
ハイターに命を救われ育ててもらった彼女。義理堅い彼女は、精一杯の恩返しをしたいと思ったのかもしれませんね
フェルン自身は自分が1人前になるためにハイターが死ぬまぎわまで、死にものぐるいの努力をします。
すさまじい恩返しのパワーです
またフェルンはフリーレンへの恩返しとして、同行して彼女のサポートをすることを選びました。
歳の割に世間知らずで、純真なフリーレンをサポートするフェルンはお母さんみたいですね。
フェルンはハイターやフリーレンに育ててもらった恩を立派に返しています。その義理堅い性格が彼女やまわりの人を幸せにしてる。
彼女は第2の家族を見つけたのかもしれません。
フリーレンと出会ったころは、笑顔を見ることができませんでしたが・・
フェルンは思い込みが激しくて、一途なので、悪い男にだまされやすいタイプなのかも、もし裏切ったらとことん復讐しそう。
なまじ1級魔法使いなのでシュタルクは、いつドルトラークで身体をふっとばされるか心配です。結婚したら命がけの毎日かもしれないですね。
復讐のパワー
フリーレンのお師匠さんのフランメ。彼女は街を魔族に滅ぼされ、フェルンとおなじく戦災孤児となります。
彼女の人生はどんなものだったのでしょうか? 復讐に人生のすべてを、費やしたのかもしれません。
放出する魔力を制限する技術。これはあまりにも不合理な努力だとのこと。その分魔法の技術を磨いたほうがはるかに合理的とのことです。
魔力制限は魔族を殺すためだけの努力といえるでしょう。フリーレンも同じく魔力制限することに人生のすべてをかけます。
おまえは一生をかけて魔族を、あざむくんだ!
なんとしても魔族を滅ぼしたい、この恐ろしいほど執念。
すさまじい復讐のパワー。
復讐は人によっては、すべての財産、人生のすべてを投げうってでも果たそうとします。
人の恨みを買うことが、どんなに恐ろしいことか教えてくれますね。
まさにフランメがそうだったのかもしれません。フェルンのように彼女を救う人がいれば違う人生だったのかもしれませんね。
フリーレンに出会ったことが、唯一の彼女の生きがい、救いだったのかもしれません・・。
返報性の法則
みなさんは返報性の法則というものを知ってますか? 人は親切にされたらお返しをしたくなる。イジメられたら復讐をしたくなる。当たり前といえば当たり前のことです。
これは損得を超えて、実行される強力な感情です。
くわしくは影響力の武器という本を読んでみてくださいね。
人は感情の動物である
シェイクスピア
まとめ
フェルンとフランメの運命を見ると、人に親切にするか、恨みを買うかどちらが合理的な人生か教えてくれます。
ハイターのように感謝される人生か
アウラたち魔族のように恨まれる人生か
それではまた!
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