校長先生は正論だからつまらない? その意外な理由とは?

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正論で人を動かすことはできない?

あなたは学生時代に校長先生の話を聞いて、「あーあ、早く終わらないかなー」とか「時間ばかり気になる」なんてことはありませんでしたか?

校長先生のお話は、聞いていて

・あまり記憶に残らない

・あまり心を動かされない

・結論がわかりにくい

といったところでしょうか?

タイクツなのは仕方ないと思うよ。

ためにかる話だからね。

たとえおもしろくない話だとしても、聞いた後で生徒が校長先生のお話のとおりに、社会的にすばらしい行動を取るようになれば、聞く価値はあると思います。

ですが残念ながら校長先生の話を聞いて、人生に影響を受けたということは、あまりありませんでした。

校長先生は生徒のためを思って、一生懸命話されています。中には時間をオーバーして熱っぽく話された方もいらっしゃいました。

この乖離状態はなぜ起こるのでしょうか?

人を行動させるのは何?

人は感情の動物である。

シェークスピア

校長先生のお話は、教育。すなわち生徒が社会的に、ためになる行動をしてもらうために話されてるわけですから、特に話がおもしろくなくてもかまわないわけです。

校長先生は生徒を楽しませるために話されているわけではないわけですから。

しかし生徒は行動してくれない・・

その目的を達成するにはどうしたらいいでしょうか? それは感情や本能に訴えることです。

たとえば最近は地球温暖化防止のためCO2(二酸化炭素)の排出削減が、さけばれていますね。ガソリンや灯油を使うのをなるべく控えましょう。これは正論ですね。

これを聞いてあなたは心が動かされて、車に乗るのを控えよう。冷暖房もできるだけつけないようにしようと思うでしょう。しかし実行するとなるとどうでしょうか?

正論を話す校長先生のお話を聞くのと同じく、ほとんど以前の生活のまま、ほぼ変わりなく過ごしているのではないでしょうか?

正論は

・話がつまらない

・行動する気が起きにくい

・自分にメリットが少ない

ですね。校長先生の話と似てますね。校長先生のお話は、正論をきちんと話す感じでしてから・・

ですが

うちの孫が寒さのせいで、ブルブルと体を震わせてるのよ。

しかし仮にあなたに赤ちゃんがいて、寒い冬に体をブルブル震わせていたらどうでしょうか?   迷いなく暖房をつけますよね。CO2削減なんて正論は頭の中から消えてるはずです。

これはあなたが自分の子供に対する愛情のため、いわゆる本能や愛情すなわち感情が、正論をおしのけて行動させたわけです。

このように人が、行動するのは本能や感情が、動かされた場合なんですね。

人の心を動かし行動してもらう!

人は合理的理由でなく、感情的理由で買う。頭より先に心に売れ!

コビーライティングにおいては、お客様に購入という行動を、どうすればしてもらえるのかを学びます。

ブランドもの、高級車などぜいたく品は自己承認欲求、プライドなどの感情を満足してもらえるかどうかが、購入の動機になります。

ですから購入することによって、異性にモテる、友達に自慢できる。などといった点をアピールして、買ってもらうようにするわけです。

ぜいたく品は感情ぬきに合理的に考えてしまえばムダ使いとなりますね。

このようにシェークスピアの名言の通り、人間は感情の動物ということですね。

それではまた!

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