人生に役立つ説得のテクニックがアニメで学べます!
「虚構推理」というアニメを見ましたか?
このアニメには人を説得する高度なテクニックが分かりやすくストーリーの中で解説されてます。
どんな作品なの?
一言で言えば「推理」、「怪奇」、「ラブコメ」もののミックスですね。一番の特徴は普通の推理モノが、真犯人を推理で見つけ出すという普通の推理モノとは違って、本当っぽいウソの推理をして周りを説得するというものです。
ウソの推理を周りに納得させるには、説得力のある内容でなければなりません。「説得力のあるウソ」とはどういうものでしょうか?
そもそも人を説得するとは?
あなたが相手に伝えたいことがあるとして、いきなり結論を言ってしまうとどうなるでしょう
いきなり結論を述べてもあっさりし過ぎて難癖をつけられそうだったので、少々もってまわった論陣を張ったのだ。
小説「虚構推理短編集 岩永琴子の出現」より引用。
これは原作小説のヒロインのセリフです。
みなさんは人を説得する時、ほとんどの場合、いきなり結論を言ってから付け足しのように、その理由を述べているのではないでしょうか?
たとえば
お医者さんはセールスマンでもあるんですよ。
なに言ってるの! 病気を治してくれる立派な仕事だよ。
となります。
そこで まず
お医者さんはクスリや治療法を処方(販売)して、利益を得ていますね。
確かにそうだけどセールスマンとは、言えないんじゃないの?
セールスマンとお医者さんの共通点をあげて説得部分の一部分を納得してもらいます。第1段階
お医者さんは患者さん(お客さん)と対面してクスリや治療法など処方(販売)してますね。
たしかにそうだ。なるほどねー
注目してほしいのは、第1段階で説得部分のすべてではなく、一部分だけを納得してもらうということです。
段階を踏んで納得してもらいつつ、最終的に伝えたいことを全て伝えます。これが説得の基本的なカタチとなります。
これが段階的に説得してもらうということなのですが「虚構推理」はこのパターンをなんと4段階にわたって展開しています。
詳しく書くとネタバレになるので、アニメ本編を見て頂くか、原作小説をよんでもらうのがいいでしょう。
仮説を用意してその中の要素の一部分だけを理解してもらい、仮説全体を否定されてもかまわないという姿勢を4つの段階に分けて展開しています。一部分の理解を積み重ねて最終的に自分の主張の全体を理解してもらうわけです。
これは説得のテクニックでもかなり高度なものです。
これがアニメで普通にストーリーの一部分として、使われているわけですね。アニメを見る人のレベルの高さにビックリです。
コピーライティングへの応用
コピーライティングでは商品を、見込み客(買ってもらう可能性のあるお客さん)に対して、この商品を買うためにどういう情報、事実を受け入れていなければならないか。詳しく述べる必要があります。
※見込み客が信じていること。➡ 商品を販売するにしなければならない主張を受け入れる。
これを段階を踏んで行うわけです。
この部分に役立つのが虚構推理に出でてくるテクニックです。
まとめ
今回は少し難しい内容になってしまいました。
ですが、説得のテクニックは販売のみならず日常生活にとても役立つスキルです。
コピーライティングでマスターする説得のテクニックは、あらゆる場面で一生つかえるものです。
この「虚構推理」のアニメはコピーライティングを学ぶ人、必見だと思います。
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