「痩せない豚は幻想を捨てろ!」こんなタイトルの本を見たら、あなたはどう思いますか?
「豚」とか「捨てろ!」とか、あんまりいい感じはしないわね。
でも他の本より目立っているのは確かですよね。
コピーライティングに限らず公告は、まずお客様の注目を集めることを最優先とします。
大多数の他の公告と差別化が、できてないと、そもそも読んでもらえません。
どんな素晴らしい内容でもすべてムダになりますね。
本のタイトルも同じです。
本屋さんには数え切れないほどの本がありますね。その中でお客さんに目を止めてもらうには、どうすればいいでしょうか?
「痩せない豚は幻想を捨てろ!」
そう!
例えば
・「痩せない豚」はお客様のことを豚に例えています。
普通はありえません。
・「幻想を捨てろ!」命令形ですね。
これもありえません。
すべてにおいて非常識ですね!大多数の人には、嫌われます。
ですが 一部の人
(ダイエットでなかなか結果の出ない人)
にとってはどうでしょうか?
読んでみるかな!
ということになりますね。
ということで、
お客様に直接アピールして買ってもらうことを目的とするコピーをキャッチコピーといいます。
「痩せない豚は幻想を捨てろ」はまさにそれですね。
タイトルの好き嫌いは別として、本のページを開きたくなるのではないでしょうか?
「痩せない豚」は心に突き刺さるコピーです。
キャッチコピーの特徴として、ものすごく個性的になります。 なぜなら「買う」という行動を起こしてもらうには、買う人の心を揺さぶる必要があります。
「このコピーは私だけのために書かれたものだ!」と思ってもらう必要があります。
例えば
「痩せない豚」 これはいままで何度もダイエットにチャレンジして失敗し続けた、私のことだ!
「捨てろ!」 命令形ですね。私を、力強く引っ張ってくれるのではないだろうか?
ですが、他の大多数の人は不快感を感じることになります。
ですがキャッチコピーは全体の5%が反応してくれれば、成功といわれます。
例えていうならひとつの獲物をたくさんの獲物の中からでピンポイントで狙い撃つイメージです。
そして、もう一つ、「痩せない豚は幻想を捨てろ!」というコピーには、他のコピーには無い特徴があります。
それは感情に訴えるコピーだということです。
例えば
あんまり品のいいタイトルじゃないね。失礼だよ。
・不愉快に思う人。
なんか、カッコイイね!斬新な発想だよ!
・興味シンシンの人。
面白いタイトルね。ダイエットやってみようかしら!
・心に突き刺さってダイエットを始める人。
ほとんどの人はなんらかの感情を揺さぶられたのではないでしょうか?
読み手の感情を揺さぶることが行動を起こしてもらうことにつながるわけなんですね!
まとめ
キャッチコピーに対してイメージコピーというものがあります。これは企業のイメージアップが目的で、直接売るためのコピーではありません。
キャッチコピーはターゲット客に強烈にアピールする必要があるので個性的になり、ほかの大多数のひとには嫌われる可能性が高くなります。
「人生会議」のコピーがいい例だと思います。 かなり個性的なコピーなので好き嫌いの意見が極端なほど真っ二つになりましたね!
「痩せない豚は幻想を捨てろ!」のコピーも同じだと思います。
キャッチコピーとイメージコピー
TVやネットのCMを見て判別するのも面白いと思いますよ。
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